小学校では、2020年度からプログラミング教育が義務化されました。中学校でも、2021年度からプログラミングが必修化されます。小学生がプログラミング学習するのは難しいのではないか、プログラミングのことを尋ねられても答えることができないのではと、心配になる親も少なくないでしょう。

しかし最近は小学生向けのプログラミング教室がたくさん開設されていて、楽しみながら学習できる評判のよい教室もあります。

こちらでは、どんなプログラミング教室がよいのか、もしも通う場合には何を基準に選んだらよいかをご紹介します。自分の子どもに合うプログラミング教室を見つけて、楽しみながらプログラミングの知識を身につけさせましょう。

小学生向けプログラミング教室の選び方で重要なのは、先生・授業内容・月謝の3つです。それぞれで大切なポイントをご紹介します。

先生

教室によって、先生の特徴や評判は様々です。プログラマーが教えてくれるプログラミング教室もあれば、大学生バイトが教えてくれるプログラミング教室もあるためです。授業の形式も、1人の講師が複数人の子どもを見る場合や1対1の個別指導の場合があり、選ぶ教室によって大きく異なります。

まずは体験会などに参加し、どんな先生がいてどんな形式で授業をするのか、先生の特徴や評判はどうかなどを確認しましょう。大切なのは、子どもとの相性です。先生と楽しく話しながら学びたい子には大学生バイトの授業がおすすめですが、プログラミングを詳しく学びたい子にはプログラミングに詳しい講師がついたほうがよいでしょう。もちろん、どちらが子どもにとって適しているかは、子どもの意思を尊重して決めてください。

授業内容

先生と同じくらい大切なのが、授業内容です。小学生向けのプログラミング教室のカリキュラムは、主に3つにわけることができます。

一つ目は、パソコンを使わないでプログラミングを学ぶカリキュラムで、ロボットやゲームを使って、課題解決能力を身につけることに重きを置いています。パソコンの使い方がわからない低学年の小学生におすすめです。

二つ目のカリキュラムは、プログラミング言語を用いてプログラミングを学習するものです。難易度は上がりますがこちらもベースはゲームを用いることが多く、楽しみながら学習を進められます。

三つ目は、組み立てたロボットをプログラミングで動作させるカリキュラムです。自分の入力でロボットが動く経験は、子どもの心にかなり印象が強く残ります。ロボットのほかに、アプリを開発しながらプログラミングを学ぶものもあります。

小学生のうちからプログラミングを学んでおくと中学校でのプログラミング学習がスムーズになりますので、子どものレベルに合わせてカリキュラムを決めましょう。

月謝

プログラミングの習得にはある程度の期間を要するため、安くはない費用がかかります。子どもの学びのためには必要な経費ですが、無理をするのはよくありません。月謝が高額で続けられないということがないように、入会前に毎月どれくらい費用がかかるかしっかり確認しておきましょう。

月謝が安くても教材費やキット代が高額な場合があり、教室によって金額は大きく異なります。評判のよいプログラミング教室でどれくらい月謝がかかるか調査するのも一つの手です。