飽きっぽいこどものに集中力が身に付く方法とは

子どもというものは好奇心が多く、何かと注意は散漫になりやすいです。しかし小学校に入ると、授業を受けるにも集中力は必要であり、勉強するにも集中力は必要です。我慢しないとならないような場面が多く出てきますので、集中力を子どものときから身に着けるのはとても大切なことです。

子どもの頃に集中力をつける方法

子どものころ早いうちから集中力を身に着けるのは大切です。というのも、やはり一生のうちで一番周りの状況を吸収し成長していく時期だからです。大人が補助をしてあげる必要があるでしょう。小学校の先生も子どもの集中力には手を焼くそうで、小学生ともなれば自然と身につくだろうという期待は叶わないようです。それでは子どもの集中力をあげるにはどうすればいいのでしょうか。

規則正しい生活をする

意外にも集中力は規則正しい生活と密接に結びついています。規則正しい生活をするからこそ、起きているときはしっかりと集中し、眠っているときは熟睡して体の疲れを取るということが可能なのです。これが不規則な生活をしていると、十分に体の疲れも取れず、集中したいときにも眠いということがおきます。このようなことから、規則正しい生活は大切であり、子どもにもリズムのある生活をさせるべきです。

夢中になることを探してあげる

集中力をつけるには、何か夢中になることに取り組むというのも良い方法です。そのためにも子どもが夢中になれるようなことを探してあげましょう。たとえばゲームであったり、何か物を作ることであったり、漫画を読むようなことでも構いません。子どもが夢中になって行うようなものなら何でも良いのです。親がこれは良くないからやめるべきだと取り上げてしまうようなことはしてはいけません。

熱中して取り組んだことをほめてあげる

また子どもを褒めてあげるというのもとても良いことです。子どもにとっても自信がつき、やる気が出てくるのでよく、また褒められると親の愛情も感じて親子関係もスムーズにしてくれます。何か熱中して取り組んだことがあれば、それを褒めてあげましょう。

家ですぐできる工夫

家でも工夫をすれば、集中力を高められることはできます。

時間割りやルールを設ける

家でも時間割を設けたり、ルールを設けるのは良いです。テレビを見る時間はいつなのか、勉強する時間はいつなのかを決めたりするのです。そうすることでその時間内にメリハリをつけて行動が出来ます。

気をつけないといけないのは、時間割やルールを一度決めたら、それを破ってはいけません。たとえば時間割を決めたら時間になったらやめさせるのです。また時間になったら必ずはじめさせるのです。これは風邪など体調が悪かったりするとき以外は守るようにしましょう。

鏡を置く

集中力を高めるなら、鏡を置いて自分の姿が見えるようにするというのは効果的です。人間というものは誰かに見られていると作業効率があがることがわかっています。このために自分の顔が見える位置に鏡を置くと集中することが出来、また精神的に安定させる効果もあります。

休憩のとり方を教える

休憩の取り方もコツが必要です。理想的なのは30分集中したら5分間休憩をとるということです。これはその子どもの体力に合わせて調節しても良いでしょう。

人間というのはエネルギーの20%が残っていれば、少し休憩すれば簡単に回復すると言われているそうです。このために休憩の取り方も、少しエネルギーが残るぐらいまで頑張って、そして短い時間休憩をとると良いのです。逆に1時間も2時間も頑張って、ヘトヘトになるぐらい集中して行うと、なかなか疲労は回復せず、休憩してもその意味をなしません。このために少し頑張って少し休むということをするのが良いのです。

家の外でできる工夫

家の外でも工夫して出来ることはいくつかあります。

お出かけに連れていく

子どもを外に連れて行くというのも、集中力が高まるためにも良い方法です。子どもと一緒に買い物などに出かければ親子のスキンシップにもなります。親と一緒にいることで、より長く子どもは集中力を維持することも出来るのです。

特にあまり運動をしていない子どもなら、なおさら外に連れて行くのは良いです。集中力を発揮するときには、脳みそに大量の血液を必要とします。それが体を動かすことによって、急激に脳みそに送られる血液量を多くします。

習い事をする

好きなことをしているときほど、人間は集中力を発揮できるものです。子どもも家で好きなことをしている場合もそうですが、習い事をさせて何か好きなことに打ち込ませるのも、集中力を高めるのには良い方法です。特に子どもがすすんで自分から行いたいと思うようなことをさせてあげるのが良いです。特に習い事をさせるなら小学校低学年のときから始めさせると良いです。

集中力は生まれ持った才能ではなく、後から伸ばしていく能力です。一般的に集中力の基礎は7歳ぐらいまでに養われると言われています。このために小学校のころから集中力を身につけさせることはとても重要です。是非とも工夫しながら子どもと向き合ってみてはいかがでしょうか。