Webプログラマーの仕事内容と将来性

プログラマーの中でも、WEB関連に特化した職種がWEBプログラマー。インターネットやSNSが発展している現代では、ますますニーズが高まってきている職業です。その仕事内容や魅力、そして必要なスキルやなり方まで詳しくご紹介しましょう。

WEBプログラマーの仕事内容

WEBプログラマーの仕事は、WEBサイトに関するシステムの開発やプログラミングです。お問合せフォームやアンケート、ショッピングサイトの商品購入システム、旅行やホテルの予約システム、ブログやSNSなどその内容は多岐に渡ります。

たとえばショッピングサイトの場合、お買い物したい人がサイト上で欲しい商品の特徴を検索すると、一致した商品が画面に表示されます。その商品名をクリックすると商品の詳細ページへ移動。そして購入ボタンをクリックするとカートの中に商品を入れたり、クレジットカードで決済したりすることができます。この一連の処理を行うのがWEBプログラマーです。お買い物したい人のブラウザ上の表示設定や、企業側のデータベースの処理などを行います。

WEBプログラマーは、基本的にはSE(システムエンジニア)が作った仕様書に沿ってプログラミングを行いますが、場合によってはSEの仕事までWEBプログラマーが兼任することもあります。一日でできるプログラミングから数か月かかるプログラミングまでさまざまなプロジェクトがあり、複数の案件を同時に進めることもあります。WEBデザイナーやWEBディレクターとチームを組んで取り組むことが多いでしょう。

WEBプログラマーの魅力

では、WEBプログラマーという仕事の魅力はどんなところにあるのでしょうか?WEBプログラマーは、結果がハッキリと目に見える仕事です。苦労して自身で組んだプログラムが形になった時、大きな達成感を得られるでしょう。またWEBサイトはデザイナーやディレクターと共に構築することが多いため、皆で喜びを分かち合える点も大きな魅力。そして実際に多くの一般ユーザーが使っているところを見ると更に喜びを感じられます。また、常に時代の最先端の技術に触れていられる点も大きなやりがいのひとつです。

WEBプログラマーの需要と供給

インターネットが生活に欠かせなくなった現在、WEBプログラマーの需要は右肩上がりに急増しています。あらゆるサービスがWEBを通じて提供される時代であるのに、そのシステムを作るWEBプログラマーの数が不足しているのが現状。引く手あまたで、就職しやすい職業と言えるでしょう。

WEBプログラマーの将来性

インターネットが今後なくなることは考えられません。むしろIT分野はどんどん進化し、WEBプログラマーは今後も活躍の場が続けると考えられます。安定した雇用・求人が見込めるでしょう。

WEBプログラマーの就職先としては、やはりWEB制作会社やシステム開発会社などのIT関連企業が最も多くなっています。その他、家電メーカーや広告会社などの一般企業にもWEB部門のプロフェッショナルとして就職することも。また、会社に所属してスキルを磨き、独立したりフリーランスとして仕事を請け負ったりする人もいます。

年収はスキルや経験によって幅広くなっていますが、400万円~500万円という人が多いでしょう。中には年収1000万円という人もいます。

WEBプログラマーになるには?

では、WEBプログラマーとして働くにはどうすれば良いのでしょうか?まずは必要なスキルから見ていきましょう。

WEBプログラマーになるために必要なスキル

WEBプログラマーになるために必要な資格はありません。しかしプログラミング言語を扱うスキルは必須です。開発するWEBシステムにもよりますが、Perl、Java、PHP、ASP、などのプログラミング言語を習得しておくと良いでしょう。

そしてWEBサイトを扱うためのHTML、CSSといった知識や、LinuxなどのWEBサーバーの知識、MySQLといったデータベース構築の知識も必要となります。これらの知識を組み合わせて、最適なWEBシステムを作り上げていくのです。その他、他のチームメンバーと協力していく協調性や、どんどん進化していく技術を修得する勤勉性も必要となるでしょう。

WEBプログラマーになるにはどうすればよいか?

プログラミングのスキルを身に付けるには、自分でプログラムを組んでみるのが一番です。やり遂げることで自信に繋がりますし、就職活動の上で実力を示す大きな武器となります。とはいえまったくの独学で専門知識をつけるのは難しいため、プログラミング教室や専門学校などで学ぶと良いでしょう。知識と技術をつけることができたら、一般の求人サイトなどで就職先を探すことができます。WEBプログラマーの募集は、未経験でもOKの企業もたくさんあるため、比較的探しやすいと言えるでしょう。

現代で最も活気があると言われているWEB業界。そのWEBサイトにおいて、システムの連携は欠かせません。今後もWEBプログラマーの需要は伸び続けるでしょう。インターネットやサイトが好きな人、そしてモノ作りを楽しめる人にとって、最適な職業となるはずです。