パソコンを触れ始める年齢は?子どものパソコン利用について

すっかり日常生活にコンピューターが浸透している現代。大人だけでなく子どももパソコンを操作する機会が増えてきました。しかし「いつから子どもにパソコンを触らせればいいの?」と悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか?そこで、子どもの成長とパソコン利用について解説していきます。

子どもがパソコンに触れ始めるのはいつから

パソコンひとつで調べものから仕事全般、ゲーム、ニュースのチェックや他人とのコミュニケーションなど何でもできる時代になりました。子どもたちもこれからの社会で生きていくにあたり、パソコンの操作は避けては通れないでしょう。しかし「いつから子どもにパソコンを与えればいいの?」という現代だからこその悩みも聞かれるようになってきています。

結論から言えば、明確な答えはありません。「いつから」という決まりは特に定められていないため、家庭の教育方針や親の考え、子どもたちの興味の有無などによってそれぞれ異なります。「幼稚園頃からしっかり教えていく」という家もあれば「高校生になるまではダメ」という家もあり、家庭によってパソコンの利用を認める時期は違うと言えるでしょう。

ただ、子どもが小学生のうちから触れ始めさせる家庭が多いようです。小学校でのパソコン授業が一般的になり、そのタイミングで始めさせようと考える方が増えたためでしょう。まだ難しい操作はできなくても、ゲームや検索など楽しみながら基本的な使い方を身に付けていく子どもが多いようです。

ローマ字を覚えることから

小学校のうちからと言っても、低学年か高学年かでまた大きく変わりますよね。タイミングとしては、小学校低学年の頃にスタートするのがベスト。なぜなら、小学校低学年(具体的には3年生)でローマ字を習い始めるからです。

パソコンで文字を入力する時は、ローマ字を使用するのが一般的。ローマ字を授業で習うと同時にタイピングを覚えていくことができるため、効率よくスキルを身に付けることができます。また、小学校でローマ字を習い始める前に知育ゲームや動画視聴などでパソコンに触れさせておくのがオススメです。感覚的にパソコン操作を覚えることができるため、抵抗なくスムーズにタイピング技能やパソコンスキルを身に付けることができるでしょう。

最初は親が見ているところで

小学校から始めると言っても、最初から子どもにパソコンを丸ごと与えて全部任せるというわけにはいきません。インターネットには有害サイトや色々な人がいるチャット・掲示板など、場合によっては子どもに悪い影響を与えるものもあります。自分で判断がつくようになるまでは、フィルタやプロテクトをかけるなどしてある程度親が管理してあげましょう。

とは言え、「あれはダメ」「これもダメ」では、子どもにストレスがかかってしまいます。人間「ダメ」と言われるとやりたくなってしまうものです。そこで、最初は親が見ている前でパソコンを利用するような環境を作りましょう。家族の誰かがいるリビングにパソコンを置くのもひとつの手。「ダメ」ではなく「一緒にやる」ことで、ストレスなく安全に子どのがパソコンと触れられるようになります。

子どもとルールを決めて

子どもにとって、パソコンは非常に魅力的なおもちゃのようなものです。放っておけば時間を忘れて際限なく熱中したり、高価なパソコンを「あって当たり前のもの」と思ってしまったりするかもしれません。そうならないよう、子どもとパソコンに関するルールをあらかじめしっかりと決めましょう。

たとえば「パソコンの使用は夜7時~8時までとする」「週に2日は使わない日を作る」「宿題やお手伝いもきちんとする」「自分の部屋に持ち込んではいけない」「必要な時以外インターネットはしない、あるいは履歴を親がチェックする」など。子どもときちんと話し合い、何の目的でパソコンを使用するのか、そのためにはどうする必要があるのかを明確にしておきましょう。学年や状況が変われば、その都度ルールを見直して構いません。

またパソコンを維持する費用についても説明し、「大学生になったら自分でお金を貯めて自分専用のパソコンを買う」などの目標を持たせるとルールに関しても抵抗なく受け入れてもらえるはずです。

パソコンの操作に慣れると

親と一緒にパソコンに触っているうちに、子どものパソコンスキルはどんどん伸びていきます。パソコンの操作に慣れてくると、今度は英会話やプログラミングなどの知育ソフトが自分一人でも使えるようになるでしょう。

最近の知育ソフトは、キャラクターが豊富で色彩が鮮やかで、子どもにとって親しみやすいものとなっています。ゲーム感覚で興味を持って取り組むことができるため、楽しみながらどんどん学力を伸ばすことができるでしょう。親が知らない間に、びっくりするほど成長しているかもしれません。また更に成長すれば、IT関連技術など将来に繋がるような技術を身に付けることもできるでしょう。

IT化社会と呼ばれて久しい昨今、子どものうちからパソコンに触れることは既に珍しいことではなくなりました。今後の状況次第では、更に早い段階からパソコンに触れる子どもも増えるかもしれません。子どもの知識レベルに合わせた使い方ができるよう、親も一緒にパソコンを触れる時間を増やしていきましょう。