近年注目されているプログラミング学習ですが、何歳からスタートさせるのが適切なのでしょうか。また、幼児期～小学生でプログラミングを始めると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
今回は、そのような疑問をお持ちの保護者の方へ、プログラミング学習をスタートさせる適性年齢やプログラミングで身につく能力、学習のポイントをご紹介します。子供の習い事にプログラミングを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
プログラミング学習は、何歳から始めるべき？
子どもがプログラミング学習を始める年齢に、明確な決まりはありません。ほかの多くの習い事同様、子どもが興味を持った時点でスタートするとよいでしょう。
ただし、市販の学習用教材やプログラミング教室は、4歳ごろの幼児からスタートできるように設定されているものから、小学生向けのものが多くなっています。そのため、あまりに早くスタートしてしまうと、内容が理解できずに挫折してしまう恐れがあります。
反対に中学生・高校生になると、プログラミング自体に苦手意識を持ってしまうかもしれません。複数の選択肢の中から子どもにあったプログラミング教室や教材を選びたい場合は、幼児～小学生からスタートするのがおすすめです。
次の項では、幼児期および小学生からプログラミングを学習するメリットについて、それぞれ詳しく解説します。
プログラミング学習を、幼児期から始めるメリット
幼児期からプログラミング学習を始めることで、以下のようなメリットがあります。
プログラミングを抵抗なく始められる
幼児向けのプログラミング教材は、パズルをしたりブロックを組み立てたりするなど、遊び感覚で基礎を覚えていくものが多いです。そのため子どもたちは、楽しみながらプログラミングについて学べます。
「勉強をさせられている」という意識を持つことなく学習できるため、プログラミングに対して抵抗がなくなるのが一番のメリットです。
小学校のプログラミング学習の準備になる
小・中学校では、プログラミング学習が必修化されています。とはいえ、小学校の授業で「プログラミング」という教科が新設されたわけではなく、既存の授業にプログラミング学習が組み込まれている形です。
幼児期にプログラミング学習をスタートして、基本的なプログラミングの考え方を身につけておくことで、小学校の授業にもスムーズについていけるでしょう。幼児期からプログラミングに慣れ親しむことで、苦手意識を持つことがなくなります。
プログラミング学習を、小学生から始めるメリット
続いて、プログラミング学習を小学生から始めるメリットについて解説しましょう。
理解が早く身につきやすい
読み書きの基礎概念が身についた小学生からプログラミング学習を始めることで、プログラミングの基礎がスムーズに理解できるようになります。また、小学校中学年くらいになると集中力が高まり、物事を論理的に考えられるようになります。
プログラミングの手順が論理的に組み立てられるようになるため、より一層プログラミングに対する理解が深まり、スムーズかつ的確にプログラミングのスキルや知識が身につくでしょう。
様々な学習方法が選べる
小学生向けのプログラミング学習は、カリキュラムや教材、教室等の選択肢が非常に豊富です。たとえば、「マインクラフト」や、「Scratch」というビジュアルプログラミング言語を使ってプログラミングについて学んだり、「micro:bit（マイクロビット）」という教育用マイコンボードを使って工作をしたりします。
また、「LEGO®BOOST（レゴブースト）」をはじめとするロボットプログラミングキットを使ってロボットを作る、「ロボット系教室」に通うことも可能です。パソコンやタブレットを使うことがメインになるため、教室に通わなくても自宅で学習できるのも大きなメリットです。
子供がプログラミング学習で身につけられるスキル
プログラミング学習を始めることで、プログラミングに対する知識のほかにさまざまなスキルも身につきます。いったいどのような能力が身につくのか、詳しく解説します。
論理的思考
プログラミングを学習することで、論理的思考が身につきます。論理的思考とは、物事を筋道立ててロジカルに考えられる力です。
論理的思考の基盤となるのは、「もし～ならばどうなるだろう」という考え方です。子供たちはプログラミングで順序だててコンピューターに指示を出していきます。そのなかでうまく行かなかったり、失敗したりしたときに、課題や問題点を見つけます。「もしこうすればどうなるだろう」と考えながら、トライ＆エラーを繰り返して問題を解決することで、論理的思考が身につきます。
創造力・想像力
プログラミング学習では、「このようなロボットを作りたい」、「コンピューターにこう指示したら、どのように動くのだろう」というアイデアをもとに試行錯誤します。また、最初はお手本を見ながらプログラミングしていきますが、最終的には自らのアイデアでプログラムを実行します。
このようなカリキュラムを学んでいくことで、頭の中でイメージしたアイデアを形にする、という創造力と想像力が身につくのです。頭の中でイメージしたものを実際に作り出せるようになれば、子供たちの知的好奇心と達成感が刺激され、ますますプログラミングへの興味が深まるでしょう。
問題解決能力
プログラミングは、完成までに何度も不具合やトラブルが発生するものです。不具合やトラブルが発生するたびに、子供たちはどこに問題があったのか、どうすれば解決できるかを考え、ねばり強く試行錯誤しなければいけません。その結果、問題解決能力が向上し、日常生活で問題が起きたときも「何がいけなかったのか」、「どうすれば解決できるのか」を考えて実行できるようになるでしょう。
デジタルリテラシー
デジタル技術を理解し、活用できる能力のことをデジタルリテラシーと呼びます。子供たちはプログラミングを学ぶことでコンピューターが身近な存在となり、その仕組みを理解できるだけでなく、パソコン操作もスムーズにできるようになるでしょう。
現代社会では、あらゆる職種においてデジタルデバイスが必要不可欠です。また今後は、さらにデジタルデバイスの普及が進むでしょう。あたらしいIT機器やプログラムが発明されても、コンピューターの基礎を理解していればスムーズに対応できるはずです。
また、個人情報やセキュリティに関する知識も学べるため、デジタル社会におけるルールやマナーも身につくでしょう。
子供がプログラミング学習を始めるときのポイント・注意点
プログラミングさえ学べれば、教材やカリキュラムはなんでもいいわけではありません。子供にあっていない方法で学習してしまうと、プログラミングに対して苦手意識を持ってしまうかもしれません。ここでは、子供がプログラミングに興味を持ち、学習を長く続けられるようにするポイントを紹介します。
子供の意思を尊重する
プログラミング学習の内容や勉強方法、教材は子供の意思を尊重するようにしましょう。プログラミングに限らず、子供の習い事では子供自身が「自分で選んだ」と言う意識を持つことが大切です。
いくら高価な教材を買い与えても、「親に無理やりプログラミングをやらされている」という意識が子供にある限り、いくら勉強しても身に付くことはありません。反対に、子供が自分でやりたいと思った習い事なら、どれだけ大きな壁に直面しても乗り越えようと努力するでしょう。
プログラミング学習を始める前に、どのようなことを学びたいのか、どのような形で学びたいのかを子供としっかり話し合い、子供の希望に沿った方法で学習させてあげましょう。
独学よりプログラミング教室がおすすめ
子供の初めてのプログラミング学習は、独学よりも教室に通うほうがおすすめです。もちろん独学でもプログラミングを学ぶことは可能ですが、学習へのモチベーションを維持することが難しく、わからないところが出てくるとつまずきやすくなるでしょう。
その点プログラミング教室に通うことで、専門知識とスキルを持ったプロの講師から、プログラミングを基礎から体系的に学べます。また、疑問点や不明点が見つかったときにすぐに質問できるため、つまずきを早めに解消できるでしょう。
さらに、初心者から経験者まで、一人ひとりに合わせた指導を行ってくれるのも魅力です。
プログラミングには、学校の教科のように正解がないため、子供たちは自由に自分なりの最適解を導き出せます。自ら導き出した最適解を講師にほめてもらうことで、自己肯定感が上がり、個性をぐんぐん伸ばせるでしょう。
プログラミング学習を始めるなら「Switch」
「子供をプログラミング教室に通わせたいけれど、どこを選べばよいのかわからない」という保護者の方におすすめしたいのが、プログラミング教室「Switch」です。Switchは、幼稚園年長～小学生を対象にした教室です。
コースはプログラムの指示をパズルのように動かしてゲームやアニメーションを制作する「スクラッチコース」と、楽しみながらキーボードやマウスを操作してプログラミングを学ぶ「マイクラコース」のふたつです。いずれも、ゲーム感覚で学べると評判です。
講師がマンツーマンで指導する個別指導のため、子供たちの理解度やペースにあわせて学べます。また、わからないところがあればわかるまで時間をかけて、しっかり解説してもらえるのも個別指導のメリットです。
Switchでは、無料体験会を随時開催しています。一度教室の雰囲気や実際の学習内容を体験したいとお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
プログラミングに何歳から始めればよいという適性年齢はなく、子供たちが「始めたい」と思ったときにスタートするのが一番です。また幼児期に始めても小学生でスタートしても、それぞれにメリットがあるので早すぎる・遅すぎるということはありません。大切なのは子供の意思を尊重し、子供に適した学習方法を提供することです。
プログラミング教室「Switch」は、お子様のプログラミングスキル向上をしっかりサポートできる教室です。お子様がプログラミングをより身近で楽しいものと感じてもらえるカリキュラムをご準備しておりますので、気になる方はぜひ無料体験会にお越しください。
